-EAドリーム-30万を約60倍にしたある物語
第一話「自己実現としてのデイトレ」

road-to-20-million

「試合終了!!」

勝った。

俺のチームは最後の戦いに勝ち、優勝した。

小さなバスケットボールの大会だった。

当時大学生だった俺は、半年ほど前、友人を集めてバスケのチームを作って運営をしていた。

プレイヤー兼運営者だ。

しかし、日本には中々バスケが出来る場所はない。

引用:スラムダンク17巻

チームの集まりも悪い。

活動を継続するのは中々難しかった。

そんな中、チームとして活動出来る場所を求めて、大会に出てみた。

一度目は10チーム中3位だった。

今回は二度目の大会だった。

そして、優勝を果たしたのだった。

確かに俺たちは強かった。

しかし、正直、自分が活躍したわけではなかった。

助っ人として呼んだ、大学バスケ部の現役プレイヤーの人が活躍したおかげだった。

自分は部活でやっていた経験はほとんどない。部活はどうも合わなかった。

でも、バスケは大好きだったし、近所にストリートバスケのメッカとなる公園があったおかげで、自分なりにかなり練習を積んできた。

普通の人からみたら、「めちゃくちゃ上手い人」だった。

でも、所詮はストリートバスケだった。

部活でガチでやっている人達には敵わなかった。

いや、というよりも

背も低いし運動神経もまあまあくらいの自分には

バスケの才能などなかったのかもしれない。

7年間ほど、とにかく上手くなりたくてやったバスケだった。

でも、大会で優勝したことによる達成感からなのか

助っ人が強すぎたことで自分のバスケの可能性への限界を感じたことからなのか

俺は突如バスケから熱が冷めた。

もう、ボールを触る気にもなれなかった。

「暇だな・・・」

翌日から、俺のなかで虚無感が生まれた。

バスケのことばかり考えていた俺は、バスケがなくなって何をしたら良いのか分からなくなった。

何か新しいことをやろう

そう思った。

だから、まずはやりたいことを考えてみようと思った。

・・・

「フットサルはどうだろう」

・・・

・・・

フットサルはダメだ。

なぜなら、サッカーは小さい頃からやっている人が多すぎるのだ。

今からフットサルをやっても、自分は確実に平均よりも下になる。

その分野で20人いたらトップになれる。

そんな領域のことをやりたいと思った。

それはバスケで上手くいなかったことから生まれたコンプレックスのようなものなのか

それとも自分は人よりも優秀でなければならないという脅迫めいた信念のようなものなのか

自分が輝く場所で活躍したいという人としての自己実現的な欲求なのか

それともただの挑戦心なのか

今となっても分からないが、とにかくそう思った。

だから、20歳くらいではまだ経験者が少ないことをやろうと思った。

20歳くらいから初めても、上位数パーセントになれる可能性があるもの。

そんなものはないかなと・・

・・・

・・・

「ダーツか」

次に興味を持ったのはダーツだった。

ダーツだったら小さい頃からやっている人は少ないし、そもそも競技人口も少ないだろう。

この分野なら1年くらいめっちゃ修行すれば

トップの領域になれるんじゃないだろうか。

・・・

・・・

「別にダーツ面白そうじゃないな」

「つか、ダーツ上手くなって何か良いことあるんか?」

ダーツで上位層になることへの可能性は感じたが、そもそもダーツに強い興味が持てなかった。

そして、どうせなら上位になることで何かリターンがあるようなものが良かった。

例えば、TOEICで上位になれれば、将来仕事でも役に立つかもしれない。

そんな、楽しいとか達成感とかそういう感情による満足感以外に

現実的なリターンもあるようなものが良かった。

(なんて要求水準の高いやつだ)

だから、ダーツは却下した。

「あーあ。何やろうかなー」

答えの出ないまま、いつもの毎日が過ぎ去っていく。

ある日、大学の授業が早く終わり、俺は家に帰った。

そして、何気なく付けたTVには、夕方のニュースの特集をやっていた。

個人投資家の特集だった。

どうやら短期売買で

1億円を稼いだ投資家を特集していたようだった。

「へーすげーなー」

TVを軽く見ていたが、何となく元手が沢山ある人が

大きく稼いだものだと思っていたのだ。

だから、自分とは別の世界の人間だと思った。

しかし、特集が終わった後に少し気になった。

「TVに出ていた人って結構若かったよな・・?」

「てか元手100万とか書いてあったような・・?」

俺は気になりネットで調べてみた。

短期売買ってのはそんなに儲けられるものなのか・・?

・・・

・・・

・・・!?

「デイトレードだと・・?」

そこには、デイトレードという1日に何度も株の売買を繰り返すことで

短期間のうちに資産を大きく伸ばす手法や実例が書かれていた。

中には大学在学中に160万円を元手に株を始めて、数年で数十億円にした人の話もあった。

(そう、BNFのことだ)

出典:http://www.zakzak.co.jp/people/archive/20080207.html https://ja.wikipedia.org/wiki/B%E3%83%BBN%E3%83%BBF

・・・

・・・

大学在学中に始めた・・?

・・・

・・・

てか株って20歳からだよな多分・・

・・・

・・・

年齢による不利さはない・・

・・・

・・・

今からやってもトップ層になれる可能性はある・・・

・・・

・・・

しかもトップ層になればお金をめちゃくちゃ稼げる・・

・・・

・・・

・・・!!!

「これだ」

俺はデイトレーダーになって

1億円稼ぐことに挑戦することにした。

続く

第二話はこちら